- 2008年12月19日
- 【文】作者の個人的な話
このところ更新が途絶えてるので、
今、旬だと思うひとを書きます。
最近、テレビ番組への出演が増えて、
よくお見かけするようになった
政治学者の姜尚中(かんさんじゅん)さん。
この方、かなりカッコイイですよね。
とにかくあの上品な声。
ものすごく落ち着いたトーンで、
モテないわけがないといった風情。
頭の回転が早く、話がわかりやすい。
常におしゃれな雰囲気が漂っています。
基本はソフトな物腰だけど、
時折、鋭いツッコミやきわどいジョークを
まじえたコメントをされることもあるので、
見ていて面白い。サービスがあります。
ああいうの、ウィットにとんだ、
と言うんだろうなぁ。
ちなみに現在、東京大学情報学環教授。
久米宏さんが、テレ朝のニュースステーションを
やめて以来初のレギュラー番組、
TBS「久米宏のテレビってヤツは!?」にも、
姜さんは、ゲストでご出演されています。
たまたま私が見ていた日、
共演者の森永卓郎さんが、自分はモテたいけどモテない
と愚痴りだし(座談会で突然言い出すこの人が面白い)、
タレントのYOUさんに、
「姜さんと僕のこの差は、どうやったら埋められるの?」
と、たずねました。
YOUさんからは、姜さんは声が素敵でミステリアスだ、
との返しがあり、姜さんが「いやでも私は…」と
何かを説明しようとしたけれど、声を発した時点で
素敵な空気が周囲にできあがってるので、
YOUさんに、ホラ!この声ですよ!素敵、
と言われていました。
今週の「久米宏のテレビってヤツは!?」は、
おすぎとピーコさんがゲストで、
この番組を作っている側の秋元康さんも表に出てきて、
テレビ番組の視聴率について語り合う、
という企画だったので、
姜さんはご出演されていませんでした。
番組が進む中、秋元康さんの口から、
“ゆるく”が今ウケる世の中だから、
この番組も今日はゆるくしようと企画してみた、
というお話が出たときに、
久米さんをはじめ、ピーコさん達みんなから
「えー!?今日ってゆるいの?知らなかった」
という声があがりました。
すると秋元康さんが、
「だって、おすぎさんとピーコさんの声と、
姜さんの声じゃ、周波数がまるで違うでしょ?」
と、ご説明されました。
その場にいなくても、姜さんの名が話題にのぼった…!
なんとなく、旬を感じました。
先日、NHK「爆笑問題のニッポンの教養」にもご出演。
姜さんのいつも通りの冷静で賢いコメントに、
太田さんの方もあまり激しいつっこみをせず、
おおかた同調して終わっていました。
この番組では、毎回、爆笑問題の2人が、
いろいろな教授のところへ出向き、
先生の研究課題についてお話を聞くのですが、
太田さんは、いけそうな相手には、
がんがん噛み付いていきます。
喧嘩をふっかけるような勢いで先生の論を否定して、
本音をさぐってみたり、えぐっていくのが面白い。
でもたまに、教授のほうが大人な対応すぎると、
不発な感じで平穏に終わったりします。
姜さんの回も、そんな感じで、議論は盛り上がりに欠ける
印象はあったんですが、じーんとくる場面もありました。
姜さんは、高校時代、
ひとりも友人がいなくて、恋人もいなかった、
自分がカスのような人間に思えて、
自殺も何度か考えた、というお話が語られ、
姜さんはずっとモテていたわけではないんだ、
と知りました。
いや、そんなことより、
それでもあんな素敵な人になれるんだ、と
わかって、嬉しかったです。
出口を探して悩んでいたんですね。
(追記)
高校生の時に、吃音の子をからかっているうちに、
自分も吃音になったそうです。
現在は、よどみなく流れる音楽のように
なめらかな口調の姜さんですが、
そういった時期が過去にあるんですね。
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