- 2008年10月28日
- 【文】作者の個人的な話
日曜日に、アーティストのはまぐちさくらこさんの、
「ささんこ(月のこども)」展を観に行きました。
(会期が11月2日(日)までなので、早めに記事アップ。)
会場は、神楽坂の「artdish(アーディッシュ)」
という、ギャラリーとカフェを併設している所でした。
小さな場所ですが、カフェの壁にも、
隣のギャラリースペースの小部屋にも絵が飾ってあり、
思いのほか作品満載。
さくらこさんの、可愛くてめちゃくちゃで、
奇麗でぐちゃぐちゃで、破天荒で破廉恥な作品たちが、
暴れ回っている迫力に、テンションあがりました。
これぞ自由だ!
棚には、自主制作したカラーコピーの冊子やノートも
置いてあり、これがまた凄い(笑)。
“はだかちゃん”という少女がずっと裸でうろついてたり、
パンツに手をつっこんでみたり、パンツがしゃべったり。
主人公のツボが全くわからない一目惚れの恋のお話や、
中にはジーンとくる母子の物語もありました。
作家自身が紹介する、展示詳細:
「インドで。絵を、描いていて、手がしびれました。
ここはらく、らくここてゆってる。
目から何かとけだしてます。ナメたら、さささささんこ」
さすがです。
ネットで見つけて、なんだか行かなくちゃダメな気がして、
初めて、展示に行きました。
今回、妹さんとインドへ旅行されて、現地で制作したという
版画作品も、展示されていました。ギャラリーHP
はまぐちさくらこさんは、
2003年に、村上隆さん主催の「GEISAI5」で金賞、
2005年に、美術出版社の第1回「みづゑ賞」の絵本大賞を、
受賞されている方で、自由奔放な作風が特徴。
村上隆さんが評価している、他の女性アーティストと
共通する流れを感じます。
以前、絵本大賞の結果が発表された号の「みづゑ」(雑誌)
を立ち読みしたんですが、審査員の面々が興奮気味に、
とんでもない天才が現れたと絶賛、
満票一致で大賞に選んだ様子が載っていました。
受賞作は「おとうさんのぱんつ」という絵本。
主人公の女の子“はだかちゃん”のもとに、
海外にいるお父さんから誕生日プレゼントが届くのだけど、
箱にはケーキと間違えてお父さんのパンツが入っていた。
でも、パンツとはだかちゃんはすぐに仲良くなって、
家族のような生活が始まり……というストーリー。
全ページが、ババーンと掲載されていましたが、
雑誌に載っている事自体が電撃的だと感じました。
(雑誌、買えばよかったかな…。)
はまぐちさくらこさんが影響を受けたのは、奈良美智さんで、
2002年には奈良さんに会いたいがために、
奈良さんが審査員を務める「GEISAI」に応募し、
見事「奈良美智個人賞」に選ばれる、という
快挙を成し遂げたという。タダ者じゃないですね。
濱口桜子さんの写真と紹介記事が載っているページ
そんな、はまぐちさくらこさんの今回の展示、
出品作品のほとんどが売れてました。
他のアーティストに比べると良心的な値段だということも
あるかとは思いますが、それにしたって凄い!
また、特筆すべきは、
さくらこさんの冊子が載っている同じ棚の上に、
写真家の森山大道さんの写真集が置いてあったこと。
(森山さんの写真はいつ見てもカッコイイですね…見事。)
森山大道×沢渡朔の写真集もありました。
ここartdish(アーディッシュ)で、過去に、
「森山大道×沢渡朔」展が行われたようです。
アーディッシュという場所の、懐のデカさというか、
磁場の強さも、今回知りました。
ちなみに、カフェには趣向を凝らしたドリンクメニューがあり、
“自家製ジンジャエール”というのを試しました。
かなり喉に刺激を与えるタイプの飲み物でした。
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